既存アプリケーションのモダナイゼーション

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概要

アプリケーションのモダナイゼーションは、古いレガシー・ソフトウェアシステムを置き換えるのではなく、更新することで、ビジネスにおけるソフトウェア提供のパフォーマンスを向上させるプロセスです。

多くの企業では、これは既存のレガシーワークロードを Kubernetes をベースとした最新のクラウド・プラットフォームにリプラットフォームする、あるいはモノリシックなアプリケーションをマイクロサービスのように小さなパーツに分割する、などの作業を意味します。また、アプリケーションのモダナイゼーションの一環として、DevOps、SRE (サイト信頼性エンジニア)、CI/CD などの新たな作業方法を導入するのも一般的です。

モダナイズする理由

開発チーム

アプリケーション開発チームにとってのメリット

アプリケーションのモダナイズによるメリットの例:

技術的負債の削減

アプリケーションをモダナイズすると、技術的負債の削減に役立ちます。技術的負債は、長期的なインパクトをよく検討せずに開発チームがアプリケーションに機能を追加していくと累積していくものです。アプリケーションのモダナイズにより、開発チームは技術的負債に関連する問題に対処して、ソフトウェアの全体的な品質を向上させることができます。

チームワークと生産性の向上

モダナイズされたアプリケーションでは多くの場合、コラボレーションが可能になり、開発チームが共同作業してコードを共有しやすくなり、生産性の向上につながります。

アジリティと柔軟性の向上

モダナイズされたアプリケーションは多くの場合アジリティと柔軟性が高く、開発チームは、変化する市場の要件や顧客のニーズにすばやく対応できます。

スケーラビリティの向上

アプリケーションをモダナイズするとスケーラビリティの向上に役立ち、増加するワークロードやユーザーの要求に開発チームが対処しやすくなります。

新しいツールとテクノロジーへのアクセス

アプリケーションをモダナイズすると、開発チームはクラウド・コンピューティング、コンテナ、マイクロサービスなどの新しいツールやテクノロジーを使用できるようになり、ソフトウェアのパフォーマンスやスケーラビリティの向上に役立てることができます。

セキュリティの強化

モダナイズされたアプリケーションではセキュリティ機能が強化されているため、サイバー攻撃やその他のセキュリティ脅威への脆弱性が低くなります。

コスト削減

アプリケーションをモダナイズすると、開発チームはより効率的に作業するための新しいテクノロジーやツールを活用できるので、長期的な開発およびメンテナンスのコスト削減に役立ちます。

IT 運用

IT 運用チームにとってのメリット

アプリケーションのモダナイズによるメリットの例:

スケーラビリティの向上

アプリケーションをモダナイズするとスケーラビリティが向上し、増加するワークロードやユーザーの要求に IT 運用チームが対処しやすくなります。

セキュリティの強化

モダナイズされたアプリケーションではセキュリティ機能が強化されているため、サイバー攻撃やその他のセキュリティ脅威への脆弱性が低くなります。

メンテナンスおよびサポートのコストの削減

アプリケーションをモダナイズすると、IT 運用チームはより効率的かつ効果的に作業するための新しいテクノロジーやツールを活用できるので、長期的なメンテナンスおよびサポートのコスト削減に役立ちます。

アジリティと柔軟性の向上

モダナイズされたアプリケーションは多くの場合アジリティと柔軟性が高く、IT 運用チームは、変化する市場の要件や顧客のニーズにすばやく対応できます。

リソース使用率の改善

モダナイズされたアプリケーションではリソースの使用率が効率的になるので、必要なハードウェア量が減少し、運用コストが低下します。

コンプライアンスの向上

モダナイズされたアプリケーションは、法令およびセキュリティ基準への準拠を支援し、罰金や刑罰を受けるリスクを低減できます。

運用の効率化

モダナイズされたアプリケーションは運用の効率化を支援するので、IT 運用チームはソフトウェアの管理とメンテナンスが容易になります。

ビジネスリーダー

ビジネスリーダーにとってのメリット

アプリケーションのモダナイズによるメリットの例:

アジリティと市場投入までのスピードの向上

モダナイズされたアプリケーションによって、変化する市場の要件や顧客のニーズへの対応が迅速になり、競争力を獲得できます。

カスタマーエクスペリエンスの向上

モダナイズされたアプリケーションはより優れた機能、操作性、信頼性を提供して、カスタマーエクスペリエンスを向上できます。

データ管理の改善

モダナイズされたアプリケーションによってデータ管理機能が改善されるので、組織はより良い意思決定を下してビジネスへのより深い知見を得られます。

セキュリティの強化

モダナイズされたアプリケーションではセキュリティ機能が強化されているため、データ侵害やその他のセキュリティ脅威へのリスクが低くなります。

技術的負債の削減

モダナイズされたアプリケーションは技術的負債の削減に役立つので、リソースが解放され、IT インフラストラクチャの全体的な正常性が向上します。

生産性の向上

モダナイズされたアプリケーションによってタスクが自動化され、従業員により優れたツールとリソースが提供されるので、生産性を向上できます。

コスト削減

アプリケーションをモダナイズすると、組織はより効率的かつ効果的に作業するための新しいテクノロジーやツールを活用できるので、長期的なメンテナンスおよびサポートのコスト削減に役立ちます。

モダナイゼーションに関する課題

アプリケーションのモダナイゼーションには、言語、プラットフォーム、または既存のインフラストラクチャに基づくさまざまな課題が伴う可能性があります。以下で詳細をご覧ください。

Java アプリケーション

Java™ は数十年にわたって最も人気のあるプログラミング言語の 1 つに数えられています。しかし、多くの古い Java ワークロードはモノリシックで、メンテナンスが困難です。

Cloud Foundry ワークロード

Cloud Foundry を使うにはいくつかの課題と制限があります。これには、レガシーアプリケーションをプラットフォームにリファクタリングしてモダナイズするための高コストや、新しいテクノロジーに対するサポート不足などが該当します。

.NET アプリケーション

マイクロソフトが Linux を重要なプラットフォームとして受け入れるまで、.NET は元々クローズドソースで Windows 専用でした。.NET アプリケーションをモダナイズするには、いくつかの選択肢があります。

仮想化

多くの組織は、仮想マシンとして動作するアプリケーションに投資しています。OpenShift® Virtualization は、Red Hat OpenShift の機能の 1 つであり、コンテナのワークロードとともに仮想マシン (VM) のワークロードを実行および管理できるようになります。

モダナイゼーションのアプローチ

典型的なアプリケーション・モダナイゼーションの取り組みは、おおまかに以下のようなフェーズを経ます。

ディスカバリーとアセスメントのフェーズ

既存のアプリケーション、インフラストラクチャ、プロセスを評価して、能力と制限を査定し、ビジネス要件および技術要件を分析します。

計画と設計のフェーズ

アセスメントによる結果に優先順位を付け、モダナイゼーション作業の範囲を定義し、ビジネスケースやターゲット・アーキテクチャの設計を含む、詳細な計画を策定します。

開発とデプロイのフェーズ

コードをリファクタリングしてモダナイズされたアプリケーション・コンポーネントを開発し、他のシステムおよびサービスと統合してプロダクションにデプロイします。

運用および保守のフェーズ

継続的な保守とサポートを提供し、問題を監視し、アプリケーションを最適化し、将来のアップグレードや機能拡張を計画します。