DO457

Network Automation with Red Hat Ansible Automation Platform

概要

Red Hat Ansible Automation Platform を使用したネットワーク・インフラストラクチャの構成と管理

コースの説明

Network Automation with Red Hat Ansible Automation Platform (DO457) は、ネットワークの自動化を使用して、組織のネットワーク・インフラストラクチャ内のスイッチ、ルーター、およびその他のデバイスを一元管理する方法を学ぶネットワーク管理者、またはインフラストラクチャ自動化エンジニアを対象としています。Red Hat Ansible Automation Platform を使用して、リモートでネットワークデバイスの構成を自動化し、現在のネットワークの状態をテストおよび検証し、コンプライアンス・チェックを実行して構成のばらつきを検出および修正する方法を習得します。

このコースは Red Hat® Ansible Automation Platform 2.3 に基づいています。

コースの修了後、仮想環境を含むすべてのコースについて、ハンズオンラボへの 45 日間の延長アクセス権が付与されます。

注:このコースは、5 日間の仮想ライブ授業または自習形式で提供されます。期間は受講方式によって異なる場合があります。コースの詳細、スケジューリング、価格については、お住まいの地域を選択して、右側のメニューの「詳細はこちら」をクリックしてください。

学習内容サマリー

  • Ansible Network Automation の開発環境を準備する
  • ネットワーク自動化のための効果的な Ansible Playbook を作成し、トラブルシューティングする
  • インフラストラクチャ対応のためのネットワーク・インフラストラクチャの構成と構成バックアップに関する情報を収集する
  • ルーターやスイッチ、ポート、VLAN、SNMP モニタリング、ルーティング・プロトコルの設定など、特定のネットワーク管理ユースケースのを自動化する
  • さまざまなハードウェアベンダー (Cisco、Juniper、Arista など) のデバイスを管理する Ansible Playbook を使用する
  • Ansible コンテンツを Git で一元管理し、automation controller で一元的に実行する
  • Ansible Roles、Ansible Content Collections、Ansible 検証済みコンテンツを使用して、既存のテスト済みネットワーク自動化コードを再利用する

コース対象者

このコースは、組織や企業のネットワーク・インフラストラクチャのデプロイ、管理、自動化を担当するネットワーク管理者、ネットワーク自動化エンジニア、インフラストラクチャ自動化エンジニアを対象としています。

推奨トレーニング

  • 無料のスキルチェックでこのコースが自分のスキルに適切かどうかを確認してください。
  • TCP/IP、ルーター、管理対象スイッチの確実な理解を含む、ネットワーク管理の経験
  • コマンドラインからのネットワークデバイスの管理に精通していること (Cisco IOS、IOS XR、NX-OS、Juniper Junos、Arista EOS の 1 つ以上が望ましい)
  • Red Hat System Administration I (RH124) と同等またはそれを上回る知識を持っていることが強く推奨されます
  • Ansible に関する事前知識は必要ありません

テクノロジー上の留意事項

  • オンライン学習者または自習型学習者:
    • 実習やラボの実行にはインターネットアクセスが必要です
    • BYOD/BYDW はサポートされていません
  • クラスルームの学習者:
    • インターネット接続は不要です
    • BYOD/BYDW はサポートされていません

学習内容

学習内容

  • Red Hat Ansible Automation Platform の概要
    • Ansible の基本概念とその使用方法を理解し、Red Hat Ansible Automation Platform をインストールします。
  • Ansible Playbook の実装
    • 管理対象ノードのインベントリーを作成し、簡単な Ansible Playbook を記述します。また、Playbook を実行してそれらのノードでタスクを自動化します。
  • Playbook の管理と実行
    • 自動化コードをバージョン管理で管理し、一元管理された automation controller から Ansible Playbook を実行します。
  • 変数およびファクトの管理
    • 変数を使用する Playbook を作成して、管理対象ノードの情報を参照する Playbook とファクトの管理を単純化します。
  • タスク制御の実装
    • Ansible Playbook でのタスク制御およびタスクエラーを管理します。
  • ロールと Ansible Content Collections による Playbook の単純化
    • Ansible Roles と Ansible Content Collections を使用して Playbook の開発を迅速化し、Ansible コードを再利用します。
  • ネットワーク自動化タスクの自動化
    • 一般的なネットワーク管理タスクを自動化し、推奨されるプラクティスとベンダー間の自動化に対するアプローチについて説明します。
  • 理解度の確認
    • Ansible をインストール、最適化、構成してネットワークデバイスとインフラストラクチャを管理し、このコースで習得したスキルを実際に試します。

成果

組織にとっての効果

Red Hat Ansible Automation Platform には、従来のシステム管理の自動化と同様に、ネットワークの自動化および管理の運用効率を向上させる可能性があります。Red Hat Ansible Automation Platform を効果的に使用することで、ネットワーク管理チームは、作業と組織のネットワーク・インフラストラクチャの効率、再現性、品質、一貫性を向上させることができます。さらに、Ansible を使用することで、Red Hat Enterprise Linux や Microsoft Windows システムの管理に使用するのと同じツールを使用してネットワーク・インフラストラクチャを管理できるため、プラットフォーム間でツールを共通化して、自動化の監査を容易にすることができます。このコースは、ネットワーク管理者の経験はあるが、Ansible の経験はあまりない学習者を対象としています。

個人にとっての効果

このコースに参加すると、Red Hat Ansible Automation Platform を使って Ansible Playbook を作成して起動し、ネットワーク・インフラストラクチャ内のルーター、スイッチ、およびその他のデバイスを管理できるようになります。Ansible を使用していくつかの一般的なユースケースを自動化する経験ができるだけでなく、Red Hat Ansible Automation Platform がサポートするさまざまなネットワーク・ハードウェア・ベンダーのデバイス向けに Playbook を作成する方法について基礎知識を得ることができます。

推奨される次のコースまたは試験

Red Hat ラーニングサブスクリプションをご利用いただくと、このコースを受講できるほか、オンラインの学習リソースをオンデマンドで無制限に通年利用できます。