EX188

Red Hat 認定スペシャリスト試験 - Containers -

概要

試験の説明

Red Hat 認定スペシャリスト試験 - Containers - (EX188) では、スタンドアロン環境でコンテナ化されたサービスを検索、カスタマイズ、実行、管理する能力など、コンテナの基礎に関するスキルと知識をテストします。

この試験に合格すると、Red Hat 認定スペシャリスト - Containers - の資格を取得できます。この資格は、Red Hat 認定アーキテクト (RHCA®) を取得する際の前提条件にもなります。

この試験に設定された内容は、利用できる最新の Red Hat 製品バージョンに基づいています。[Get started] をクリックして、購入できる試験の利用可能なすべてのバージョンをご確認ください。

試験の対象者

  • コンテナの作成、管理、使用を担当する管理者、アーキテクト、ソフトウェア開発者、およびその他の担当者。先進的ソフトウェアでコンテナを使用する際の基礎となる主なコンセプトとプロセスの習熟度を実証したい担当者
  • ソフトウェア・アプリケーションのコンテナ化を検討している開発者
  • コンテナ化技術やコンテナのオーケストレーションを初めて使用する管理者
  • ソフトウェア・アーキテクチャ内でコンテナ技術の使用を検討しているアーキテクト
  • Kubernetes および Red Hat OpenShift の使用を検討しているサイト信頼性エンジニア

受験の前提条件

  • Red Hat OpenShift Developer I: Introduction to Containers with Podman (DO188) を受講済み、または同等の実務経験を持っていること
  • Linux のターミナルセッションの一定程度の使用経験と、OS コマンドの実行経験があること。シェルスクリプトに精通していると役に立ちます。Red Hat 認定システム管理者 (RHCSA) の取得を推奨しますが、必須ではありません。
  • コースの目的を確認しておくこと

試験の内容

試験の学習ポイント

以下に、試験の主な作業領域を示しますので、試験の準備にご活用ください。

以下のスキルと能力が試されます。

Podman を使用したイメージの実装
  • FROM (ベースイメージの概念) 命令の理解と使用
  • RUN 命令の理解と使用
  • ADD 命令の理解と使用
  • COPY 命令の理解と使用
  • ADD 命令と COPY 命令の違いについての理解
  • WORKDIR 命令と USER 命令の理解と使用
  • セキュリティ関連のトピックについての理解
  • CMD 命令と ENTRYPOINT 命令の違いと適用可能性についての理解
  • パラメーター付き ENTRYPOINT 命令についての理解
  • Containerfile からポートを公開するタイミングと方法の理解
  • イメージ内部の環境変数についての理解と使用
  • ENV 命令についての理解
  • コンテナボリュームについての理解
  • ホストディレクトリをデータボリュームとしてマウントする
  • このアプローチに関連するセキュリティと許可の要件についての理解
  • このアプローチでのライフサイクルとクリーンアップ要件についての理解
イメージの管理
  • プライベート・レジストリ・セキュリティについての理解
  • 多くの異なるレジストリとのやり取り
  • イメージタグについての理解と使用
  • イメージのレジストリからの取得 (プル) およびレジストリへの格納 (プッシュ)
  • イメージをそのレイヤーおよびメタデータと共にバックアップすることと、コンテナ状態をバックアップすることの比較
Podman を使用してコンテナをローカルで実行する
  • Podman を使用してコンテナをローカルで実行する
  • コンテナログの取得
  • コンテナホスト上でのコンテナイベントの待機
  • Podman インスペクトの使用
  • 環境パラメータの指定
  • パブリック・アプリケーションの公開
  • アプリケーションログの取得
  • 実行中のアプリケーションの調査
Podman を使用したマルチコンテナ・アプリケーションの実行
  • アプリケーションスタックの作成
  • コンテナの依存関係の理解
  • 環境変数の操作
  • シークレットの操作
  • ボリュームの操作
  • 設定の操作
コンテナ化アプリケーションのトラブルシューティング
  • アプリケーションリソースの記述の理解
  • アプリケーションログの取得
  • 実行中のアプリケーションの調査
  • 実行中のコンテナへの接続

Red Hat のすべての実技試験と同様に、再起動後も自動で設定が維持されるようにする必要があります。

試験中は、事前に作成済みのアプリケーションを 1 つ、あるいは複数使用して作業することを求められる場合があります。アプリケーションコードを変更する必要はありませんが、特定のアプリケーションの新しいデプロイメントを作成するために、提供されたドキュメントの確認が必要になる場合があります。

知っておくべきこと

準備

Red Hat では、この試験の準備としt、Red Hat OpenShift Developer I: Introduction to Containers with Podman (DO188) を受講することをお勧めしています。コースを受講することは必須ではなく、試験のみを受けることもできます。

Red Hat のトレーニングコースに参加することは、試験対策として重要ですが、試験の合格を保証するものではありません。それまでの経験、訓練、適性なども試験に合格するための重要な要素となります。

Red Hat 製品のシステム管理に関するさまざまな書籍や情報が提供されています。Red Hat では、そのような資料のいずれも試験対策ガイドとして公認していません。とはいえ、そのような追加情報は理解を深めるのに役立つことがあります。

試験の形式

Red Hat 認定スペシャリスト試験 - Containers - は、実践的な実技試験で、実際の開発タスクを行う必要があります。試験中、受験者はインターネットにアクセスすることはできず、資料や電子文書を持ち込むことも許可されません。ノートや書籍、その他の資料も持ち込めません。大半の試験では、製品に付属のドキュメントを試験中に使用できます。

試験結果と通知方法

試験の正式な結果は、Red Hat Certification Centralから送付されます。試験官やトレーニングパートナーが受験生に直接結果を報告することは認められていません。通常、試験結果は米国の 3 営業日以内に送付されます。

試験結果には合計得点のみ記載され、個々の項目ごとの成績は通知されません。また、それに関するお問い合わせには回答しかねますので、あらかじめご了承ください。

1 回目の受験で合格しない場合には、再試験 (1 回分) を受けることができます。詳細については、Red Hat トレーニングポリシーをご覧ください

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